仕事にも役立つ教養①~哲学~

仕事にも役立つ教養~哲学を勉強してみよう~

今回は哲学についてお伝えします。

哲学というと、どのようなイメージを持ちますか?「なんだか怪しい」「深淵な世界」「難しい」「よく分からない」などと感じる方もいると思います。実際に私もよく分からなかったのですが、とあるビジネス書を読み、哲学のことを知らないから故に誤解していたことに気付きました。

哲学とはなにをするのか?

哲学とはいったいどんなことをするのか。

哲学者やその研究者は、様々に自分なりの定義をしていますが、科学のように取り扱う分野が明確でなく分かりやすい定義はありません。しかし、共通することは何かについて「深く考える」こと、「徹底的に考える」ことだと私は理解しています。

哲学の起源は古代ギリシャにあると言われています。哲学はギリシャ語でフィロソフィアで、「知を愛する」を意味します。

過去の哲学者は「世界はどのように成り立っているのか」「人間はどう生きるべきなのか」などの壮大な問いに、時には何十年もの長い年月をかけてその人なりの結論を出しています。

そのような哲学者は別として身近な哲学の例としては、経営者が持っている経営哲学、人生とはなにかを自分なりに考えた人生哲学などがあります。

教養

哲学は何に役立つのか?

哲学は何に使えるのか?例えば何か、困難な問題にぶつかったり、大きな悩みを抱えたり、成功するためには何が必要なのかを考える時などに役立ちます。これらは全て「考える」ということが必要ですが、哲学は考えるチカラを上げてくれます。

物事の本質を捉える、問題そのものを変えて考える、批判的に考えることが出来ます。自分が問題だと思っていることに、よく考えると実は他に根本的な問題があった。答えを出すのが困難な問題の問い方を変えてみる。常識だと思われていることをあえて疑ってみる。これらは哲学的な思考法です。

哲学には、共通する態度として「疑ってみる」があります。これはいわゆる「信じる」という宗教とは逆の態度になります。

人間の長い歴史をみると、哲学と宗教が社会や生き方に大きな影響を与えていたことが分かります。

話が大きくなりましたが、「あえて疑ってみる」ことで考えるチカラを上げます。

教養の重要性

哲学も幅広く言えば教養です。教養は一見するとなんの役に立つのか分かりにくいものです。例えば仕事に必要な専門的または実用的なものではありません。

しかし、教養は生きていくうえでとても重要です。教養は人間性を育み、人生を豊かにします。

いくら仕事の専門的なスキルが高くても教養が欠落していれば、人間関係のトラブルや不祥事を起こします。勉強はできるが教養が欠落している人間は危険です。

このような考えより、海外の超一流と呼ばれる大学では哲学を含め、多くの時間を教養を学ぶことに当てています。いわゆる学力が高い人間は、社会において重要なポストにつくことが多く、そのような人に教養が備わっていないのは危険だからという考え方です。

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哲学を勉強するって何を勉強するの?

よく行われる哲学の勉強は、哲学者が書いた哲学書を読み、内容を理解しようとすることです。

しかし、やってみるとよく分かりますが、哲学書とはとてつもなく難解で理解するのに苦しみます。そもそも理解したと言えるのかどうかも分かりません。数学のように誰が考えても1+1=2という訳にはいかないのが哲学です。

これがアレルギーの人もいますし、面白みを感じて読解に挑戦しようとする人に分かれると思います。

私個人の意見としては、哲学者の考えを真に理解するのはある意味不可能であり、大まかな考え方のコツをつかむだけでも有用だと感じます。

例えば、哲学者イマニュエル・カントは義務について考える時「自分がこれからやろうとしていることを、他の全員がやった場合に困ったことにならないのかチェックする」と言っています。社会や組織の中でやってはいけないことを改めて考えるヒントになります。

他には、哲学者ヘーゲルは「止揚(しよう)」という考え方をしています。止揚とは、例えば意見が対立した時は、どちらか一方を切り捨てるのではなく両者の意見を組み入れた一段上の解決策を示すことです。片方を切り捨てるのは簡単ですが、両者が納得した形であるほうが色々とメリットがあります。

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哲学の本を読んでみよう

最近哲学に関する本が増えた気がします。哲学思考という思考法のタイトルがついた本も出ています。哲学の入門書や、哲学について書かれたビジネス書は読みやすいものがあるのでおすすめです!哲学は怪しい、よく分からないと思っている人でも、知れば誤解はとれますので、一度読んでみてはいかがでしょうか。

近年はAIの進化や、VUCAなどと言われており、人間ならではの考えるチカラの重要性がますます必要な時代です。

考えるチカラを上げたい方には、哲学を勉強してみることをお勧めします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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