戦略と実行力はどちらが重要か!?
戦略と実行力について
組織でなにかを行うに当たって、戦略(どのように行うのかを考えた大局的な方法や策略)と実行力(目標到達に向けて確実に取り組む力)はどちらが重要と言えるのか!?
両方揃っていれば一番よいですが、実行力の方がより重要と言えます。戦略がいまひとつであっても、個人が意欲を持って取り組んだ方が成功確率は上がります。
また、いくら綿密に計画された戦略があったとしても、実行しなければ意味がないからです。
実行力は何で決まるのか
実行力に影響する要因としては主に以下のものが上がります。
・当事者意識:自らの仕事に対して責任を持ち、主体的に行動する意欲や意識のことです。
・納得性:他者の考え方や行為について理解して、それがもっともだと認めることです。
・モチベーション:いわゆる人を動機づける要因です。
他にもありますが、これらがあれば実行力は上がります。
社会人基礎力でも実行力は重要視されている
経済産業省が提唱しているもので、社会人基礎力があります。組織や社会の中で、働いていくために必要な基礎的な力のことです。具体的には「前に踏み出す力」・「考え抜く力」・「チームで働く力」の3つの能力とそれらを構成する12の能力要素から成り立っています。
実行力は「前に踏み出す力」に必要な能力要素の一つとされています。
出典:経済産業省HP 社会人基礎力 フリー素材より抜粋
実行力が大事
繰り返しになりますが、優れた戦略があっても、それを実行しなければ成功確率は上がりません。成果を決めるのは実行の良し悪しにかかっています。
鍵になるのは、当事者意識や納得性、モチベーションをいかに高めるのかです。モチベーションに関しては、経営学や組織論で様々な理論などが提唱されています。目標管理を行う・インセンティブ制度を設計する・スタッフが鼓舞するようなビジョンを掲げるなどが言われています。
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