「うまく叱れない」の対処法

上手に叱る方法

職場の後輩や部下に対して、うまく叱るのが苦手という人はいると思います。ときに最近は「強く言うと、職場に来なくなるかもしれないから言えない。」「ハラスメントと言われるかもしれないので、注意がしにくい。」などということを聞きます。

今回は上手な叱り方についてお伝えします。

「叱る」という意味を知る

広辞苑で調べると、「(目下の者に対して)いけないことだと、強く言い聞かせる。」と書いてあります。

注意しないといけないのは「怒る」と「叱る」は違うということです。

端的に言えば、怒る=自分のため 叱る=相手のためです。目的の主体が逆になっていることが重要なポイントです。

怒るのは、相手を自分の言う通りにさせたい、自分のイライラのはけ口で行っている行為であり、つまるところ自分のためです。

一方で叱る目的は、相手の成長のためです。

上手に叱るポイント

上手に叱るポイントは、まずは「相手の成長のため」という目的を意識することが非常に重要です。

自分のその時の気分とか、相手を自分の思うようにしたい(極端に言えば言葉の暴力による支配です)ために言えば、それは「怒る」です。

怒ってばかりいれば、どんどん人間関係は悪化していきます。

私の持っている本に、上手な叱り方が載っていたので、引用します。

「かりてきたねこ」で叱る。

か:感情的にならない

り:(叱る)理由を話す

て:手短に

き:キャラ(性格)を否定しない

た:他人と比べない

ね:根に持たない

こ:個別に・個室で

「人が集まる職場 人が逃げる職場 渡部 卓(著) クロスメディア・パブリッシング 2018より引用」

要点がまとまっていて非常によいと感じました!

叱るときの注意点

叱るときには、他に重要な注意点があります。

それは、前提として信頼関係が構築されているということです。

信頼は色々と定義がありますが、信用の積み重ねです。信用は約束を守ることで作られます。時間を守る、言ったことは守る、ルールやマナーを守るなどの積み重ねです。

信頼関係はすぐにできるものではなく、地道な積み重ねです。

約束も守らず、言うことがコロコロかわるような人に叱られても、説得力が全くなく響きません。

 

色々と書きましたが、「叱る」で重要なのは「相手の成長のため」を目的とした行動であるということだと思います。

あとは、人間なので感情をコントロールすることですよね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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