「ずっと考えていますが、分かりません」は実は考えていない!?

「考える」と「悩む」について

「一晩中考えましたが分かりません。」というセリフがありますが、これは考えているのではなく、悩んでいると捉えるほうが的確です。

今回は、考えると悩むについてお伝えします。

「考える」と「悩む」の違い

考えると悩むの違いです。

考える:答えが自分の中で見つかっているが、例えば選択について考える。

悩む:答えが自分の中にない(みつけられない)が、どうしようかとぐるぐる回る。

端的に言えば、答えが自分の中に見つかっているのか、見つかっていないのかが大きな違いです。このように定義すれば「一晩中考えましたが分かりません。」は考えているのではなく、悩んでいることになります。

なにか問題を抱えている時に、自分は考えているのか、それとも悩んでいるのかを自分で認識することは非常に重要です。

それによって、対処法が変わってきます。

次に、考えがまとまらない時と悩んでいる時の対処法について紹介します。

考えがまとまらない時の対処法

時間をかけて考えていてもまとまらない、いいアイデアが浮かんでこない、自分自身で納得できない時の対処法について②つ紹介します。

①書きながら考える:頭の中で考えるのではなく、書いて考えます。書くということにはすごく力があります。書くということは言語化することが必要になります。人間は言葉を使って考えますので、言語化することで思考が整理されます。また、書いたものを自分で客観視することも可能です。考えがまとまっていないときは、言語化するのに苦労するかもしれませんが、これをやることで自分自身が何を考えているのか、足りないものはなにかなどが可視化されます。「書く」は非常におすすめの方法です。

②勉強する:考えがまとまらないときは、そのことに対して知識が不足している可能性があります。知識をつけるのは経験することがよいのですが、手っ取り早く知識を身につけるのは読書がおすすめです。読書は知識を身につけるショートカットです。読書にもコツがあって、学んだことを書きながら読むという方法が効果的なのでおすすめです。①にもつながるところがあります。

悩んでいる時の対処法

悩んでいる時の対処法を2つ紹介します。

①相談する:悩んでいる時は、人に相談するのがよいです。信頼できる人や専門家、友人などでもよいです。たとえ解決法が見つからなかったとしても、人に打ち明けることによって随分気持ちが楽になります。日本人は人に相談するのが苦手です。こんなことで悩んでいると思われるのが恥ずかしい、情けないなどと感じてしまうためです。しかし、答えがみつかっていない限り、問題が解決されないですので、このような心理的ハードルは踏み越えて相談することが望ましいです。

②本を読む:本にはあらゆる悩みの解決法が書かれています。自分と同じ悩みを抱えている人は必ずいます。本を読んでみると、大昔(何千年前)からの人間の悩みは変わっていないことにも気付きます。そして本には、そのような悩みに対して何をして、どうなったかまで全てがか書かれています。まさに生きたケーススタディーなのです。問題自体が解決していなくても、解決法を知るだけで随分と気持ちが楽になります。また、人に相談するのが苦手な人は本を読むとよいです。

まとめ

「考える」と「悩む」について考えてみました。

もしなにか問題を抱えている場合は、自分がそれに対して考えているのか、悩んでいるのかを認識することが重要です。いずれにしても、自分一人では限界があるために、他人に相談したり他人の考え方を参考にする(読書はこれにあたります)のがおすすめです。

また、書くということも非常に重要です。悩んでいる時にも、悩みを書いてみると気持ちが楽になったり、気付きを得たり、解決法が発見できることもあります。日記にはこのような効果があることも分かっています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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