「書く」ことの重要性

「書く」ことのメリットについて

書くことには、様々な力があります。

現代社会は書く(ここでいう書くとは、筆記用具を用いて紙などに書くことです)という機会が減っています。とくに社会人になると、直接書くという行為が減ります。

これは言うまでもなく、デジタル化した社会だからです。

特定の分野の仕事では書くことが重要視されていますが、一般的には書くことが不要になっていきています。

「書く」ことのメリット

書くという行為には様々なメリットがあります。

書くということは、一般的には頭の中で考えたことを言語化することです。

言語化をすると自ずと思考の整理が必要となります。これによって考えがより深くなりまとまっていきます。

要するに思考が整理されます。

また、書くことによって自分でそれを客観視することができます。これによって自分の思考の見える化が可能になります。

これはものすごい力です。頭の中で自問自答してもなかなか考えがまとまらないものですが、書くことで思考が整理されます。

この他にも、書くことで、記憶に定着する、脳が活性化される、自己表現ができるなどの様々なメリットがあることが言われています。

問題解決・アイデア出し・考えを深めたいときなどに書くことが有効です。

言語化するのが困難なこともある

頭の中で考えていることを言語化するのは、時に困難なことがあります。例えば暗黙知の言語化です。

暗黙知とは形式知とは違って、言語化・数値化することが難しい知識のことです。形式知とは、暗黙知を言語化したり、理論化したりモデル化するものです。この考え方はいわゆるSECIモデルとして大変有名です。

SECIモデルでは、このプロセスを踏むことで知識はアップデートされていくと考えています。

このような場合も頭の中ではなく、書きながら考えると言語化が容易になります。

ほとんどの学問は、暗黙知を形式知にする試みをもっています。暗黙知のままでは共有が困難だからです。

哲学者のウィトゲンシュタインは「語りえぬものについては、沈黙せねばならない。」と言っていますが、言語化できないものは、人の思考の限界であるという意味ですが、この対象は極めて抽象的なごく限られたものです。

まとめ

書くということの力について、少し触れてみました。

繰り返しになりますが、現代はデジタル化によって、手帳に書き込んだり、手紙を書くこともあまりなく、書くという行為が減っています。

何かを記憶したり覚えるのにメモをとらない人もいます。(かくいう私も昔はメモをあまり取らない人間でしたが…)

しかし、「書く」ということにはすごく力がありますので、おすすめです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

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