組織論の本を色々読んで思ったこと

組織論について

「組織はどうすればうまくいくのか」について知りたくて、組織論について何冊か読んでみました。

結論から言えば「正解はない」となります。

これは何事にも言えますが、人間が営むものに、こうすれば必ずうまくいく=正解はないですよね。

数学や物理には法則というものがあり、これは正解と言えます。しかし、これらに関してもなにか決められた条件下においての話です。

ただ、どうすれば組織はうまくいくのかについてのヒントはたくさん得ることができました。

ざざっと備忘録的に3つ書いてみると

①明確な目的が必要

②組織の成員一人ひとりの意識が必要不可欠

③組織文化の影響が大きい

となりました。

①に関しては、組織が組織であるために必要な条件ともなります。目的がない人の集まりは、単なる集団です。ただ、この目的があいまいだったり、意識されていない組織が多いのではないかと感じます。目的に関しては、やはり理念やビジョンですね。

②に関しては、組織は分解すれば結局は個の集まりです。よって一人ひとりの意識が非常に重要です。何に対する意識なのかという話になりますが、これは結局その組織の目的に関するものとなります。

スポーツで言えばチームワークや勝利でしょうし、会社でいえば理念やビジョン。仕事そのものでいえば、仕事に対する考え方となります。

例えば、生活するためにいやいや働いている人が多い組織と、個人が仕事を通じて成長することを目指して働いている組織では、言うまでもなく後者がうまくいきます。②に関しては、モチベーション論も大きい要因です。

③に関しては、朱に交われば赤くなるともいいますが、周囲の環境が人に与える影響は大きいために組織文化が重要になります。では組織文化はどのように形成されていくのかという話になりますが、これに関してはやはり組織のトップやリーダーの影響が大きいと考えられます。

組織文化に関しては、「組織シンボリズム論」が面白くて説得力がありました。その組織のシンボル(象徴)となるもの、理念・ビジョン・価値観・ロゴ・ことば遣い・行動などが培われて、文化になっていくという考え方です。

ほかにも、色々と勉強になりました。例えば組織にはスタイルがある(ヒエラルキー型やアドホクラシー型など)、組織学習、リーダーシップ、組織変革などなど、面白いです。

ただ、最初に言った通り正解はないです。

その組織のやりかたというものがあると思いますので、成員はそれを理解してうまくやっていくか、時には組織自体に変革が必要になることがあります。

そのような時に、変われるか、変われないかは大きく明暗を分けることになり、最悪組織自体の崩壊にもつながります。まさにダーウィンの進化論が説得力を持ちます。

ということで、組織についても勉強してみたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です