訪問看護ステーションの経営がうまくいくための方法
訪問看護ステーションの経営がうまくいく5つのコツ
在宅医療は今後さらに進んでいくことが国の方針からも分かっており、訪問看護ステーションは社会にとっても重要な存在です。そのような背景の中で訪問看護ステーションの数は年々増えており、いわゆるレッドオーシャンの市場となっています。よって資本主義の原理原則に従って、経営がうまくいかないステーションは、市場から退場となってしまいます。
訪問看護の経営がうまくいくための5つのコツ
今回は訪問看護ステーションの経営がどうすればうまくいくのか、その5つのコツについてお伝えします。
1.差別化
1つ目はマーケティングの基本戦略である差別化です。差別化とは他のステーションのサービスとは異なる価値を提供することです。何を価値として、どう差別化がするのかがポイントになります。差別化をどこでつくっていくのかは、そのステーションの理念や強みなどで変わってきます。
2.共通の目的を持つ
2つ目は、スタッフが共通の目的をもって働くです。これは当たり前のようなことですが、重要なことになります。共通の目的をもっていない人の集まりは、組織やチームではなくただの集団です。何を目的として、そのためにどのような事を行っていくのかを明確にしていくことが必要です。
看護はチームとして成果をだすものです。そのためにはチーム力が必要になります。
3.人材育成
3つ目は人材育成です。経営資源の中で、最も大切なのは人材といっても過言ではありません。そもそも人材がいなければ経営自体が行えません。売上も人材が生み出すものです。よって人材を育成することは経営において極めて重要なことになります。
医療機関と比べると、訪問看護ステーションの教育は十分に行えていない現状があるようです。しかし、ステーションが増えていくなかで、経営においても人材の重要性はますます重要になっており、人材育成は間違いなくキーポイントです。
4.職場の雰囲気を良くする
4つ目は職場の雰囲気を良好に保つことです。スタッフがよいサービスを提供するためには職場の雰囲気がとても重要です。職場の雰囲気が悪く、人間関係がギスギスしているようでは、提供するサービスにも必ず悪影響を与えます。
職場の雰囲気が悪ければ離職にもつながります。離職は経営に深刻なダメージを与えることがあります。
5.看護の質を上げる
最終的に選ばれるステーションの決め手は、やはり看護の質です。行列ができる飲食店も「味」が決め手です。看護の質といっても、定義や評価するのは数値化できず困難です。なにを看護の質として考えて、質をあげるためにどんな事を行っていくのかをまずは明確にすることが必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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