厄介な免疫反応~花粉症~

花粉症

3月に入って、地域によって花粉症🎄🌁😵の人は症状が本格化しています。

日本の花粉症の原因はほとんどがスギ花粉によるものだそうです。

理由として、単に杉が生えている面積が広いからです。

ちなみに、沖縄には杉がほぼ生えていないらしいです。

ということは、スギ花粉症の人は沖縄に行けば症状が出ないということにもなります。

そんな留学で、地元以外の方が旅行に行くことはないと思いますが笑


さて、花粉症ですが医学的にみると免疫反応(アレルギー反応)というものがおこっています。

免疫反応とは本来、体を病原体等から守るために備わったものです。

意図的に病原体から作られた抗原(ワクチン)を接種するのは、体に免疫反応を起こす事で、抗体(その病原体が次に体内に侵入した時に攻撃するもの)を作るためです。

免疫反応は病原体に感染しても、病原体の増殖を抑えることで症状を軽くする事が出来ます。

季節性インフルエンザワクチンが代表例です。


本来、体を防御する為の免疫反応が、何故か花粉に対して起きるものが花粉症です。

花粉を敵とみなすために花粉が体内に入ると免疫反応が起こります。

具体的には免疫反応により、ヒスタミンやロイコトリエン等のケミカルメディエーターと呼ばれる物質が放出されます。

これらの物質がアレルギー反応(炎症反応)を引き起こし、くしゃみや鼻水、粘膜の腫脹、痒みなどの症状が起こります。

よって、治療にはヒスタミンやロイコトリエンが働かないようにする薬(阻害薬など)や、炎症反応を抑えるステロイド薬等が使われます。


免疫反応が厄介なところは、一度体が敵だとみなしたものをリセット出来ない事です。

ですので、花粉症は花粉の侵入を防ぐか、アレルギー反応を薬剤等で軽くするか、起こらないようにするか、出来ることはこの二つです。

COVID-19の影響でマスク等の紙製品が売り切れているのは、花粉症がひどい人には特に大きな打撃となります。

将来、花粉症に対する画期的な治療ができるようになるかもしれませんが、現状ではマスクや花粉症対策メガネ、薬に頼る他ありません。

あとは、花粉が飛ばない時期まで待つことでしょうか。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました☆

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