1日中考えましたが分かりません・・・実はこれって考えてないんです
考えましたが分かりません・・・は何故起こる?
1日中考えましたが、分かりません。
毎日考えていますが、どうすればよいのか分かりません。
よく聞くセリフです。
自分も何度も経験しました。
何故考えても分からないのか?
実はこの場合考えているのではなく、悩んでいるからです。
1日中考えても、結論が出せないものは、悩み事だからです。
言われてみれば当たり前ですが、考える事と悩むことは違います。
悩むという事の中に、考えるは含まれています。
しかし、悩んでいるということは、解決策を見出だす事が出来ず、不安や苦痛を感じているということです。
別の言い方をすれば、悩むとは、考えても分からない事を前提にして考える事とも言えます。
一方考えるということは、答えがあることを前提としています。
考えると悩むの違いを知っていることはとても大切なことです。
悩んでも結論や解決策を見出だすことは、非現実的と言えます。
悩みを解決したいなら、他者に相談するという手段があります。
しかし、特に日本人は他者に悩みを相談するということが、「恥」だという風土があります。
他者とは、必ずしも人である必要はありません。
読書でも悩みを解決する方法を知ることが出来ます。
私が愛読している作家は、「読書にはこの世の悩み事の解決方法がほとんど全て書いてある」と言っています。
毎月30冊の本を30年間読んでいる作家なので、これは信憑性が高いと思います。
本から学ぶか、人から学ぶかですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
本は双方の意思の疎通ができません。(著者を相手として考えます)どちらかというと、受動的な学びになりがちです。
人は、意思の疎通が可能で、相談者が何を求めているのかを察する事が出来ます。
コミュニケーションの取り方次第で、能動的にも受動的にもなることができます。
本にも人にも共通する事は、相談者が求めているものを必ず提供してくれるかどうかは分からないという点です。
本の場合は、書いてある事が難しくて分からない、そもそも自分の望む解決策ではない等が書いてある可能性があります。
人の場合は話が難しければ、促すことで分かりやすく聞く事ができます。
しかし、自分の望むものを相手が持ち合わせていない可能性があります。
悩んだ時の解決策は本から学ぶか、人から学ぶかは選ぶ事ができますが、それぞれに利点欠点があります。
大切なのは、考えても解決策が分からない、思い付かない場合=悩んでいる時は、悩み続けても自分一人では解決出来ない可能性が高いということです。
相談するのは、決して恥ではありません。
悩み続けると、問題はどんどん大きくなっていく可能性がありますし、メンタルに深刻なダメージを負う危険性もあります。
悩んでいる時は、一歩踏み出して相談してみることが大切です。
解決策が分からなくても、人に気持ちを話すだけで随分と気分が楽になります。
この事は、カウンセリングで証明されています。
この事を考えると、日頃から何でも話せる相手が側にいるというのは、とても大切なことです。
そのような友人や家族は大切な存在です。
周りにそのような人の心当たりがない場合は、専門家に相談するのも有効な事です。
一人で悩んでいても仕方ないって事です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆