看護師はメンタルヘルス障害を予防できます

看護師はメンタルヘルス障害を予防できるのか!?

看護師はメンタルヘルス障害の予防ができるのか?

私の答えは、もちろん「できる」です。

その理由は、病院でいつも行っていることがまさにメンタルヘルス障害の予防だからです。


メンタルヘルス障害の予防というと、臨床心理士や精神科医などの資格を持った人というイメージがあると思います。確かに、専門の資格だと思いますし、資格をもっている人ならではのケアができると思います。

私が看護師がメンタルヘルス障害の予防ができると思うのは、まさに急性のストレス障害にある患者やその御家族に対して、寄り添って接しているからです。

看護師は患者のストレスを取り除くことにとても神経を使います。患者さんに辛い想いをさせないためには、不安にさせないためには、苦痛を和らげるためにできることはなにか?を常に考えています。

また、患者さんの話を聴くことも職業柄、いつもやっています。

資格とその人が出来ることはまた別物です。もちろん資格をもっていないと、やることすらできないこともありますが。


私が思うのは、看護師は患者のストレスに対してはすごく敏感になって様々な支援を行っていますが、自分自身へのストレスマネジメントが不足していると感じます。

自己犠牲が強く、頑張っている看護師さんほどその傾向が強いです。

その原因は、教育がないからだと感じます。看護師に多いものに燃え尽き症候群があります。頑張りすぎて、思うような成果が得られずに疲れてしまって、一気にやる気がなくなって仕事を辞めたりすることです。

燃え尽き症候群の説明は看護学校であったような気もしますが、ストレスマネジメントをどのようにすればよいのか、看護師に特有なストレスとは何があるのか、同僚や後輩へのメンタルヘルス支援などについては専門的に学ぶ機会はありません。

このことは、ストレスが多いといわれる看護師に必要な教育ではないでしょうか?

自らのメンタルヘルスの状態が良くなければ、患者に対する質の高いケアはできないです。また、自分自身がメンタルヘルス障害に陥ってしまいます。


看護師という職業に限らず、労働者にはストレスに対する教育は必須であると考えます。

そのために私ができることは何かを考えて頑張っていきたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/