1+1=2が自信をもって言えない!?~うつ病の症状~
1+1=2が自信をもって言えない?~うつ病の症状~
うつ病の症状は様々ありますが、意外と知られていません。
うつ病というと、気分が落ち込んで仕事ができない。なにもやる気が起こらない。というイメージが強いと思います。たしかにこれもうつ病の症状です。
1+1=2です。誰でも自信をもって答えることができます。しかしうつ病になると、1+1=2が自信をもって言えなくなることがあります。
人間は何かを考える時、脳の中でたくさんの神経が働いています。脳の中に神経細胞は無数にありますが、脳が正しく機能する時に、これらの神経細胞はお互いに繋がって働きます。
神経と神経が正しく繋がるためには、体から出る物質が必要です。これを神経伝達物質といいます。
うつ病になるとその神経伝達物質の量が減ってしまうために考えたり、判断する能力が低下してしまいます。
つまり、1+1=2が即答できなかったり、本当に2だろうか…と自信が持てなくなって不安な気分になったりします。
うつ病になっている人が、仕事でミスを連発したり、いままで普通にできていた仕事に時間がかかったり、出来なくなってしまうのはこのためです。
これらを、うつ病の症状の思考障害といいます。
ほかにも、一日中同じことをずっと考えて、思考が堂々巡りしたりすることもあります。いずれも正常な判断や考える力が低下してしまっています。
職場に、過重労働やストレスがあって、最近ミスがやたらと目立ったり、いままで出来ていた仕事ができなくなった同僚がいたら、ひょっとしたらうつの症状かもしれないと思ってください。
優しく声をかけてあげてください。
多くの場合、このような人はだれかに相談したり、医療機関なども受診できていないことが多いです。
なにも対処されないと、どんどん症状が悪化したり、休職・離職したり最悪のケースでは自殺の可能性も出てしまいます。
うつ病のことをもっと多くの人が知って、うつ病や自殺を減らしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/