解決困難な仕事の問題

仕事は日々問題解決の繰り返しです。

売上が達成しない。顧客からクレームが来た。問題行動する社員がいる。事前準備が足りないと指摘された、などなど・・・。

つまるところ、仕事とは日々起こる問題をいかに解決していくのかとも言えます。

また、煎じ詰めれば仕事に限らず人生とは、日々問題解決の繰り返しといえます。


日々発生する問題ですが、問題を大きく二つに分ける考え方があります。

一つは誰が見ても問題と分かるもの。

もう一つは見る人によって、それが問題となるもの。

毎日必ず使う物品が不足している、遅刻ばかりする社員がいる、赤字。

これは、誰が見ても問題だと分かります。原因の分析を綿密に行えば、解決策も立てやすいといえます。

見る人によって変わる問題とは、理想や目指すべき姿と、現状とのギャップが問題となります。

このギャップが問題となる考え方は、ビジネス書などに書いてあります。

例えば、上司が目指す姿と、現状とのギャップがある場合です。

接客業の場合であれば、上司が望ましいとする接客態度と、現状の接客態度にギャップがある。

何かの準備であれば、何をどのように、どこまで準備しておくべきかという望ましい姿と現状のギャップです。

このような問題は、定量的に表すことが困難なものが多いです。

マニュアル化されていても、細かくケースバイケースでは書けません。

ギャップが問題となる場合は、解決が困難となる場合があります。

なぜなら、人によって望むべき姿が変わるからです。

価値観や性格によって、仕事に求めるものは個々それぞれです。

これが、何が問題となるかの原因となっている場合、非常に解決が困難なケースが出てしまいます。

こうならない為には、会社や上司は何を求めるのかを分かりやすく示す必要がありますし、部下も求められるものを理解しなければなりません。

部下が自分なりによく考えて仕事したが、上司が成果を認めてくれなかった。

これは、日常的に起こります。

上司が、望む成果を示し部下が理解した上で行った結果であれば、上司は指導すれば良いですし、部下はなぜ成果を達成出来なかったのかを考えて、次に活かせば良いのです。

しかし、上司が望む成果を自分で考えろというスタンスだったり、曖昧にしか示さない場合は、部下は考える事が必要となります。

理想とされる、部下への指導方法には諸説あります。

あえて望むものを明確に示さず自分で考えさせるというスタンスもありますし、細かく望む成果を示すスタンスもあります。

スタンスを決める時は、仕事の責任の重大性を考えるのは言うまでもないですが、うまくいかなかった場合のリスクなども考えてスタンスを決める必要があります。

その他、部下の力量や適正なども考えてスタンスを決める必要があります。

これらが不適切だった場合は、思ったような成果が出ない可能性があります。


仕事の成果が思うように出ていない場合の大きな原因として、コミュニケーション不足があります。

仕事の根底になるのは、人間関係含めたコミュニケーションです。

言うまでもなく、いかによい関係性を気づけるかがキーポイントとなります。

上司の指導スタンスがどうであれ、日頃のコミュニケーションがとれているかどうかは、仕事の進捗状況や、成果に大きく影響します。

上司は話しかけやすい雰囲気を。部下は迷ったら聞く姿勢が非常に大切です。

理想と現状のギャップが問題になる場合は、そもそもそれが問題だと気付かれない場合や、解決が困難になることがあります。

部下が困っている様子だが、いつまでたっても相談に来ない。

部下が相談に行かない理由は、実は上司が忙しそうでピリピリして話し掛けづらいから。

これは意外と多いのかもしれません。

日頃からの何気ないコミュニケーションは、やはり非常に重要です。

最後まで読んで頂きありがとうございました☆

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