問題解決能力は古い!?

現代は情報やモノが飽和している時代です。

情報はどんどん増え、その一部でさえも扱いきれませんし、デジタル化できないモノはゴミとなってその処理などが問題となっています。

半世紀前の戦後の日本では、便利な生活を送る為の三種の神器として、テレビ、洗濯機、冷蔵庫の3つがあげられていました。

しかし、半世紀が過ぎた現代では、これらのうち一つでも揃っていない家庭が果たして今時あるのだろうか?という位に時代が大きく変化しています。


情報やモノが豊富になった現代は、かつてあった様々な問題が解決しているということでもあります。

問題とは、不満、不便、非効率、不安等です。

この事に対し、毎日のように新しい問題解決方法が産み出されています。

仕事の重要なスキルに問題解決があります。

いかにして、目の前にある問題解決をするのかというスキルです。

モノや情報が少なかった時代には、多くの問題が生じていたために、問題解決というスキルが重要視されていました。

現代においても、このスキルは仕事において必須だといえます。

しかし、世の中に今後も情報やモノが増え続けて、更に便利になっていくということは、問題自体が減ることになります。

これからはむしろ、新しい視点や発想から、問題を発見して提起していく能力が必要なのかもしれません。

これまでは、問題と認識されていなかった事が、実はとても重要な問題であったという具合です。

問題はその時代の環境や経済、社会背景、技術力等でその都度変わってきます。

例えば、昔は情報を入手するモノや手段が乏しい事が問題でした。

しかし、今はIT技術の進歩などにより、誰でも簡単に様々な情報を入手する事ができます。むしろ情報が溢れている事が問題ともいえます。

この問題は、溢れる情報をどのように解釈し、いかに活用するか、つまり情報リテラシーという課題につながっています。

モノや情報だけでなく、次々と予想もしなかったような不確実な事が起こる時代です。

これまでのように与えられた問題を解決するよりも、先述したように新しい発想や視点から、問題を提起する能力が価値を産む時代になるのかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございました☆

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