ストレスを上手く使う方法
ストレスは悪ではない
生きていればストレスは必ず溜まります。
「私はストレスゼロです」という人がみえますが、心理、生物学的にストレスゼロはありえません。
様々な状況や環境にさらされた時、他人と関わる時、仕事する時など、必ず人間はストレスを感じています。
ストレスというと、不安、怒り、悲しみ、妬みなどのネガティブな感情というイメージがありますが、実は嬉しい、楽しいなどのポジティブな感情にもストレスを感じています。
感情の変化などは全てストレスとなります。
ストレスで問題となるのは、強すぎたり、持続する事で病気を引き起こす事です。
逆に、ストレスが少なすぎる状況においても、やる気やモチベーションを保つ事が困難で、やり甲斐や生き甲斐を感じる事が出来なくなります。
適度な刺激(ストレス)が、人生を意味あるものに、楽しむものにしてくれます。
同じことが、目の前で起こったにも関わらずそれをストレスと感じる人と、あまりストレスと感じない人がいます。
例えば、ある人と関わる時に、その人が苦手な人もいれば、好意を抱く人もいます。
人間関係に関わらず、環境や状況なども人によってストレスの感じ方が全く異なります。
この違いは、どこから生まれるのか?
それは、出来事が起こったときの捉え方や思考の違いから生まれます。
捉え方や思考は感情につながり、感情は行動を引き起こします。
言い換えると、出来事からストレスを感じるか感じないのかは、ものの捉え方、考え方によって変わってくるということになります。
すなわち、ストレスは自分自身が作り出しているということになります。
ですので、実は感じなくてもよいストレスを自分で作り出している可能性があります。
出来事の捉え方には、その人独自の信念や思考が不確定係わってきます。
信念や思考は過去の経験に大きな影響を受けると言われています。
例えば、過去に大失敗した出来事と同じ事が目の前で起こると、今回も上手くいかないという捉え方をしやすくなります。
この捉え方、考え方が不安な気持ちを引き起こして、出来事から逃げようとしたり、動機などの身体の反応を引き起こします。
しかし、この出来事に過去に成功している人であれば、捉え方は全く逆になる可能性があります。
むしろ、良いイメージを抱くことで、積極的に楽しく取り組む事ができるかもしれません。
過去に大失敗した人は、今回もきっと失敗するという、誤った考え方を持ってしまいます。
しかし、過去に失敗したからといって、今回も失敗するかどうかは分からない事です。
重要なのは、出来事に対する捉え方、考え方です。
過去の大失敗から学んで、捉え方や考え方を変えている人は、それをエネルギーに変えます。
ストレスを上手く利用してエネルギーに変えるには、自分自身のものの捉え方、考え方を自分自身が知る事が第一歩になります。
最後までお読みいただきありがとうございました☆