最もストレスが溜まる仕事内容とは

ストレスに関連する3つの要因

仕事内容とストレスには、関連する3つの要因があると言われています。

その3つの要因によって、仕事内容にストレスを感じるかどうかが決まるといわれています。


この要因は、アメリカで研究されて提唱されているものです。

3つとは、仕事の裁量権と要求度と組織支援で、DCSモデルと呼ばれています。

裁量権とは、仕事を自分で調整したり決定権があるか否かです。

裁量権をもっている方がストレスが溜まりにくいと言われています。例えば、自分で仕事量を調整したり、選択肢を決定できる立場にあるかどうかです。

要求度とは、仕事の量や責任の重大性です。要求度が高い仕事を担っていると、ストレスを感じます。例えば、単純に一日で処理できるかどうか分からないような仕事の量や、重要なプロジェクトのリーダーを任されている場合などです。

組織支援とは、仕事を行う上で組織が支援をどのくらい行ってくれるかです。

励ましや、ねぎらい、称賛など情緒的なサポートや、忙しいときに手伝う体制が作られているか、有用な情報の提供、研修を行ってくれるなどの支援です。

組織支援が多ければ、ストレスを軽減したり感じにくくなります。

この3つの要因で、ストレスが決まってくるという理論です。

最もストレスが溜まるケースは、裁量権がない上に、仕事の要求度が高く、かつ組織支援が少ない場合です。

責任重大な仕事なのに、自分ではなにも決める事ができない。そして、組織は助けてくれない。

考えてみるだけでも、ストレスが溜まるのは容易に想像できます。この仕事内容は、うつ病などのメンタルヘルス障害を来す可能性があるために注意が必要です。

­

逆にストレスが最も溜まりにくい仕事は、裁量権が自分にあり、要求度も低く、組織からの支援も多い仕事です。

その他は、裁量権が低く要求度が低い場合は仕事に対して受け身になりがち、責任が重大だが、裁量権がある仕事はやりがいを感じて積極的に取り組みやすいといわれています。

自分がどの立ち位置にいるのかを把握して、ストレスを感じる仕事内容の場合は、何らかの対策が必要となります。

しかし、個々の力では限界があるため、組織支援というものがキーポイントになります。

最近では、組織支援の重要性の認識が高まってきていますが、会社によってかなりの差があるのが現状です。

重要なのは、まず自分なりのストレス対策や解消方法をもち、実践することです。

最後までお読みいただきありがとうございました☆