溢れる情報はどう扱う?
情報の扱い方を知らないとあぶない
世の中には、情報が溢れています。
世の中に公開されている情報は、全体の10%程度であると言われています。
検索エンジンのGoogleは、Googleで扱える公開情報は全ての情報の1%にすぎないと言っています。
ネットで検索できる情報は、ほんの氷山の一角です。
とはいえ、ネットで検索できるだけの情報も膨大な量です。
公開情報は、通信から得るもの、人から得るもの、書籍から得るもに大別されます。
生活していると、毎日数え切れない位の情報が入ってきます。
情報には、種類があります。
注意しなくてはならないのは、情報は事実だけではないということです。
情報には、事実のみの場合と、事実とそれに対する解釈や意見が付いている場合があります。
時には、事実そのものが歪んで伝えられる事もありますが。
例えば、次の情報を聞いたとします。
「昨日交通事故でぶつかった車を見た。お年寄りが周囲で警察官と話していた。きっと加害者に違いない。」
交通事故でぶつかった車を見た、お年寄りが警察官と話していたのは、事実の情報です。
きっと加害者に違いないは、事実ではありません。個人の解釈の情報です。
情報を見たり、聞いたときは事実と意見・解釈を分けて考える必要があります。
どれが事実で、どれが意見・解釈なのかをです。
これは当たり前のことかもしれませが、とても大切なことです。
解釈や、意見をあたかも事実ととらえてしまう場合があるからです。
噂は、その典型的な例です。
事実は、誰が見ても変わりません。しかし、解釈は同じ事実をみても、個々それぞれ異なります。
警察官と話していたお年寄りは、被害者かもしれません。加害者でも、被害者でもなく目撃者かもしれません。
情報の注意点は、解釈が事実となって伝わっていく可能性があることです。
この情報を、聞いた人は別の人に、昨日交通事故があった。加害者はお年寄りだ。となって伝わっていく可能性があります。
このように、物事を断片的に見た人から伝わる情報の取り扱いは注意が必要です。
情報には、一次情報・二次情報というものがあります。
一次情報とは、当事者から聞いたことや、現場から直接得られる情報です。
二次情報とは、人などの第三者を介して入ってくる情報です。
二次情報には、その人の意見や解釈が含まれている場合が多く、事実だけではありません。
二次情報をよく、フィルターを介して入ってくる情報などと表現します。
つまり、二次情報は第三者から見た事実に対する解釈や意見、もしくは事実そのものが取捨選択されている可能性があります。
事実を知りたいときは、二次情報だけではなく、一次情報を取りに行くべきです。
二次情報よりも、一次情報のほうが価値が高いという専門家もいます。
二次情報は、都合の良いように解釈されたり、個人の価値観などが影響して事実とは異なっている場合があるので注意が必要です。
マスコミが典型的な例です。発信者が、都合の良いように情報操作を行っている場合があります。
テレビ等の情報も、事実と意見・解釈を分けてとらえることが必要です。
同じ事実をみても、捉え方は千差万別です。
同じ事実に対する情報が複数あるのは、当たり前のことなのかもしれません。
重要なのは、事実と意見・解釈を分けて捉えることです。
意見・解釈までも事実だと捉えると、考え方に偏りがおこります。
一つの物事に対しも、賛成派、反対派、中立派があり、それぞれに意見があります。
物事を深く知りたいときは、それぞれの立場の意見や考え方を聞くと、多面的にみることができます。
むしろ、意見・解釈を通じてその人の考え方、ものの見方、自分との相違点などを学んだほうが良いともいえます。
現代はなんでも、簡単に調べることが出来ますが、誰でもネット上に個人の解釈や意見を発信することが出来ます。中には信頼性が低い情報も数多くあります。
情報の捉え方には注意が必要です。
情報を活用する技術が進歩して、情報収集がどんどん容易になっています。スマートフォンが代表です。
どういう手段で情報を得るのか?という事に焦点がいきがちです。
しかし、本当に重要なのは得た情報を、自分がどう活用するかです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆