どうして迷うのか?
迷う時
人生において、何か重要な決断をしなければならない時があります。
このような時、素早く意思決定できない事があります。
何故迷うのか。
例えば、今の会社で頑張っていくのか、それとも転職するのか。この場合、迷っている対象は今の会社と転職先の会社と認識します。
しかし、実はどちらの会社を選択するのかで迷っているのではありません。
今の会社で働くことが自分にとってどうなのかを考えているはずです。転職したいという場合、次の会社において何か求めるものがあるはずです。
これには、価値観が大きく関わっています。何に価値を置くのかは人それぞれです。
つまりこの場合は、会社の比較・選択ではなく、自分の中の価値観で迷っています。
仕事において求めるものが、今の会社では達成できないのであれば、転職という手段を考えます。それは人それぞれです。
仕事に求めるものが年収なのか、やりがいなのか、WLBの充実なのか、人間関係なのか・・・色々あると思います。自分の中で、どこに重きを置くのかで迷っているのです。
迷った時は、自分の価値観について考えてみるとよいです。
価値観はとても難しい概念ですが、自分が大切にするものは何か、自分はどういう道義的な規範をもっているのかなどを考えてみるとよいです。
決断に迷った時、自分の価値観に反する選択をしてしまうと、それは必ず後悔に繋がります。
決定するのはあくまでも自分自身です。他人の意見も参考にはなりますが、例えば人の意見に流されて決断をすると後悔に繋がる可能性があります。
なぜなら、他人は自分の価値観を理解することはできないからです。また、一般的に他人は他人の価値観に基づいてアドバイスをするからです。
カウンセリングを受けると、このような事はなく、自分自身の考え方や価値観を振り返ることができるかもしれません。
自分自身の価値を知るというのは、簡単に出来ることではありません。
なぜ、自分はあの時〇〇と感じたのか、〇〇の行動をしたのか、などを振り返ると見えてくるかもしれません。
なぜ?という問は、過去に焦点が当たり、その時の想いなどを強化する可能性があるので、その考え方は今の自分にとって必要か?ということも考えてみるといいかもしれません。
自分の価値観を考えている人は、考えていない人よりも何かを選択する場面において、上手くいく可能性があります。
なかなか、自分の価値観について考える人はいないのかもしれませんが、「自分自身を知る」ということはとても大切なことです。
自分の事は自分でも分からない、とよく言われますが。これはその通りかもしれません。ジョハリの窓で考えると、盲点・未知のゾーンです。
しかし、何か出来事が起こった時に、感情が動いたり、何かを感じるのはあくまでも自分です。それらを振り返って整理してみると、自分の価値観が見えてくるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました☆