仕事の生産性をあげるには
生産性
働き方改革によって、残業を減らす・休暇を増やす・WLBを充実させるということが推進されています。
残業を減らしたり休暇を増やす為には、人員を増やす、業務量を減らす、効率を上げるなどの選択肢があります。
経営の立場から見れば、人員を増やす、業務量を減らすという選択は難しそうです。
理想は、仕事を効率よく行うこと。これは生産性の向上につながります。
生産性というものが近年注目されています。
生産性が高い状態とは、少ない資源で多くの成果を産み出している事です。
資源とは、それに費やす時間やコスト、労力のことです。
例えば、同じ業務量をこなすのにも、より短時間で達成すれば、生産性は上がったといえます。
反対に、生産性が低い状態とは、時間や手間がかかる割には、大した成果を産み出していない事です。
ちなみに、日本の生産性は世界の中ではどれくらいの順位なのでしょうか?
日本はものつくり大国といわれ、クオリティーの高い商品は世界にも認められています。
生産性は一見するとトップレベルにあると思われます。
しかし、日本の生産性は先進国の中ではなんと最下位なのです。
日本人は働きすぎと言われています。
その原因の一つとして、生産性が低い為にそれを労働時間で補っていることが指摘されています。
他には、日本の仕事文化として、遅くまで仕事をしている事や、睡眠時間を削って仕事をする事が、愛社精神や美学のようにとらえられる考え方があります。
働きすぎの先に待っているものは病気です。この文化は時代背景と共に今後変化していく事が予想されます。
生産性を上げる事が、働き方改革につながる一つです。
生産性を上げるためにはどうしたらよいか?
真っ先に浮かぶのは、ものつくりであればコスト削減です。
より安価な材料で、品質が高いもの作ればよいのです。
しかし、この分野においては働き方改革以前から、当たり前のように取り組まれています。
ものつくりにおいても、コスト削減だけでは生産性を上げる事は難しく、様々な事が言われています。
生産性とは、成果÷投入される資源です。
資源とは、コストだけでなく時間や労力も含まれます。
特にホワイトカラーの生産性を上げるのは一筋縄ではいきません。
不要な業務を無くす。手順を見直す。業務を統合する。在宅ワークを認める。誰でも同じように出来るようにマニュアル化するなどが生産性を上げる対策としていわれています。
生産性を上げる手段は、この他にも多くあるのではないかと思います。
生産性に加えて、人口の減少やAIの進化、ハラスメント、今どき部下、ダイバーシティーなど、仕事に関することは考えることが山積みです。
生産性が今後の仕事のキーポイントの一つである事は間違いなさそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆